いげた ひろこ

存在感、そこに人がいるという、気配を表現しています。
近年、あまりに世の中が大変なので、何かしらの祈願が制作にこもるようになってきました。獅子・狛犬は気候危機と天変地異の回避を、お地蔵様は子どもたちの受難への救いを。生き物たちみんなで生き延びようという思いを込めて作っています。

“ものすごいスピードで世の中が変わっていき、生きているからには、みんなどうにかそれについていこうとする。でも、その激しい変化は命の本質ではない。なるべく、無念の思いで世を去った無数の魂に心を寄せることで、自分がただ押し流されて焦るだけではないようにありたいと思う。”












歯の治療が終わって、前歯がリニューアルしました!型取りをしたとはいえ、こんな小さなものを違和感がないように元の隙間に収めるのはすごいことで、歯科技工士さんたちはどうやって歯を作ってるのかと興味深いです。
自費診療で高額になり大変でしたが、これは治療による歯の復元というより、宝飾品、美術品の一種を購入したと思うことにしました。
白い歯になって、若返ったと言われて機嫌のいい日々です。

<profile>
1990 武蔵野美術大学卒業。本城光太郎に球体関節人形を学ぶ。
1996 自分の身体を把握できない危機感から『セルフポートレートドール』として自分をモデルにした球体関節人形を制作。
以後、個展やグループ展で東京を中心に活動。
2004 東京都現代美術館「Dolls of INNOCENCE 球体関節人形展」に参加。四谷シモンに張り子や桐塑での制作を学ぶ。
2005年頃から陶土での制作に取り組む。
「舞踏」と出会い、球体関節ではない造形を求め始める。舞踏などの表現者たち、重度障害者で女優・ダンサーの森田かずよ、美術家の篠原勝之をモデルに制作。他分野への作品提供にも活動を広げ現在に至る。